初日の午前中は「100年続く家・街づくり」。14名の申し込みがあり全員参加でした。一人の欠席者もいないというのは想定外でした。子供達がブートキャンプを楽しみにしてくれていたことが、スタッフにもひしひしと伝わります。熱気満々の中、ワークショップ開始です。
プログラミングに目を輝かせて
子どもたちがまず驚いたのは、午前中のワークショップの特徴です。マインクラフトで実際に建築する時間よりも、じっくり考える時間を大切にしているんです。早く作りたいという気持ちを抑えながら、未来の街についてアイデアを出し合っていました。
プログラミング入門では、歩いて整地したり道路を作ったりするコマンドを学びました。手作業と比べて圧倒的に早くて効率が良いことに、子どもたちは大興奮!
「わぁ!こんなに早くできるんだ!」
「すごい!一瞬で道路ができた!」
という歓声が会場中に響き渡りました。わずか数ブロックのコマンドで大きな変化が起こる様子に、プログラミングの凄さを実感したようです。今まで一つ一つブロックを積み上げるしか知らなかった子どもたちにとって、これは衝撃的な体験だったようです。
チームワークの力
チーム編成はあえてバラバラにしました。これは、より多くの子と交流してほしいという狙いがあったんです。
初対面の子同士でも、しっかりとコミュニケーションを取りながら作業を進めていく姿に感心しました。街に必要な公共施設を建築する際も、チームで活発に意見を出し合っていましたよ。
「ここに図書館を作ろう!」
「公園も必要だよね。みんなが集まれる場所!」
子どもたちのアイデアがどんどん形になっていく様子に驚きました。「マイクラが好き」という想いで繋がっているからでしょうか。即席のチームとは思えませんでした。
危機を乗り越えて
ところが順調かと思いきや、マルチプレイの接続が切れるという問題が発生しました。このままではブートキャンプの続行が危ぶまれる事態に発展しかねませんでした。前回のマイクラWSではこのようなことは起きなかったのでとても焦りました。
しかし、スタッフの迅速な対応で危機を乗り越えることができました。ネットワークをチームごとに分割し、ホスト端末のスペックを上げるという対策を取ることで無事解決!この対応のおかげで、午後以降は大きなトラブルもなく進めることができました。
ブートキャンプに向けて
プログラミングの力、チームワークの大切さ、問題解決能力…この workshop で学んだことが午後からのブートキャンプに役立ちました。
オリエンテーションで想像力を刺激
午後のセッションは、オリエンテーションから始まりました。昨年の優勝作品を鑑賞することで、子どもたちの目は輝き、想像力が大きく膨らんでいきました。
「すごい!こんなの作れるんだ!」
「僕たちも負けないものを作ろう!」
子どもたちの意気込みが会場に充満します。
マイクラカップへの挑戦開始
オリエンテーションの後は、いよいよマイクラカップへのエントリー。そして、いよいよ構想を練る時間です。
各チームで「どんな世界を実現したいか」をテーマに、アイデアを出し合いました。ワークシートにまとめていく作業は、おそらく今日一番の難関だったでしょう。アイデアが浮かばず、白紙のシートとにらめっこしている子もいました。
高校生サポーターの活躍
そんな時こそ、高校生サポーターの出番です!各チームに入り、一緒になって考えてくれました。
「こんなアイデアはどうかな?」
「それいいね!もっと詳しく考えてみよう」
高校生の優しいアドバイスに、子どもたちの表も少しずつ明るくなっていきます。
この構想段階でどれだけイメージを具体化できるかが、今後の作品作りに大きな影響を与えます。みんな必死で取り組んでいました。
いよいよ作品作り開始!
4時からは、待ちに待った作品作りの時間です。わずか1時間という短い時間でしたが、子どもたちの集中力は驚くべきものでした。
マウスをカチカチ、キーボードをタイプする音が部屋中に響き渡ります。時折「すごい!」「できた!」という歓声も。1時間があっという間に過ぎていきました。
MakeCodeを駆使して整地をしていたのも印象的です。早速プログラミングを活用していました。
明日への期待
1日目が終わり、子どもたちの顔には達成感と明日への期待が満ちていました。
「明日はもっとすごいの作るんだ!」
「チームのみんなと協力して、最高の作品を作りたい!」
意気込みが伝わってきた初日でした。
コメント