令和6年度 市民協働事業
8月7日に、若松一中のパソコン・園芸部の1年生を対象に、歩くメカトロウィーゴを使ったプログラミング授業を行いました。今回は入門編という位置づけで、生徒たちにプログラミングの楽しさを体験してもらうことが目的です。
Scratchでロボット制御
授業では、Scratchというブロックプログラミング言語を使ってロボットを制御しました。画面上で組み立てたプログラムで実際にロボットが動く様子を見て、生徒たちは目を輝かせていました。プログラミングの結果が目に見える形で現れることで、より直感的に理解できたようです。
機械学習にも挑戦
ML2Scratchを使って、簡単な機械学習も体験しました。手を上げた状態と下げた状態を学習させ、それに合わせてロボットも手を上げ下げするプログラムを作成しました。ぬいぐるみの画像認識にも挑戦です。AIの基本的な仕組みを、実際に体験しながら学ぶことができました。
ChatGPTでAIプログラミング
最新のAI技術であるChatGPTを使ったプログラミングにも挑戦しました。通常のプログラミングとは異なる「プロンプトテクニック」を学び、AIとの対話を通じてプログラムを作成する新しい方法を体験しました。
自由な発想で作品作り
授業の後半では自律学習の時間を設け、生徒たちが自由にプログラムを考えて作品を作りました。ぬいぐるみと戦わせたり、3体のロボットで会話をさせたりと、独創的なアイデアが次々と生まれました。
会津大学生によるサポート
今回の授業では、会津大学生が授業サポートに入ってくれました。生徒たちの質問に丁寧に答えたり、プログラミングのコツを教えたりと、きめ細かな指導を行ってくれました。発表の時間では司会進行を見事に取り仕切り、生徒たちが緊張せずに発表できるよう配慮してくれました。
中学生にとって、大学生と一緒に学べる機会はとても貴重です。プログラミングの知識だけでなく、将来の自分の姿を想像するきっかけにもなったのではないでしょうか。
成果と課題
良かった点
- 発表の時間を設けたことで、普段は控えめな生徒も自分の作品を披露することができました。プログラミングが新しい自己表現の手段になることを実感できた瞬間でした。
- 機械学習やChatGPTなど、最先端のAI技術に触れる機会を提供できました。
- 会津大学生のサポートにより、生徒たちにより身近な形でプログラミングの魅力を伝えることができました。
課題点
- 学習内容が豊富で、生徒によっては全てを理解するのに時間がかかる様子が見られました。次回は各トピックにもう少し時間をかけるか、量を見直すなどの調整を行いたいと思います。
- 機械学習が日常生活でどのように活用されているかなど、より実感を伴った学習にすることで、生徒たちの学習意欲がさらに高まると感じました。
- 2時間の授業では物足りない!もっと多くの時間をかけて深く学べるようにしたいです。
今回の授業を通じて、プログラミングが単なる技術的なスキルではなく、創造性を育み、自己表現の手段にもなりうることを改めて感じました。また、大学生との交流により、生徒たちの学習意欲がさらに高まったようです。
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